ひらつか葬祭通信 vol.6「亡くなった直後、まず決めるのは安置先だけでいい」
📮 ひらつか葬祭通信 vol.6

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亡くなった直後、まず決めるのは「安置先」だけでいい

今回は「大切な方が亡くなった直後、葬儀社まですぐに決めなければならないのか」というテーマについてお伝えします。実際のご相談でも「まず何をすればいいのか分からない」というお声をよくいただくテーマです。

▶ 亡くなった直後に決めなければならないのは「安置先」だけです。
葬儀社選びや葬儀内容の契約は、その場で急いで決める必要はありません。

1. まず決めるのは「安置先」だけ

ご家族が亡くなられた直後、病院などからは比較的早い段階でご遺体の搬送を求められることがあります。まず決めていただきたいのは、故人様にお休みいただく「安置先」です。病院や施設でしばらくお預かりいただける場合は、それはとても有効な選択肢です。慌ただしく次を決めずに済む、落ち着いて考えるための時間をいただけますので、可能であればぜひお願いすることをおすすめします。それが難しい場合は、病院や施設から、ご自宅、または故人様をお預かりいただける安置所へ、ご遺体を搬送する必要があります。ご自宅にお迎えできるようであればご自宅へ、住宅事情などで難しい場合は安置所へ移動していただく形になります。

ここで大切なのは、搬送を依頼した業者に、そのまま全てをお任せしなくても構わないという点です。搬送だけを依頼する場合、死亡診断書はご自身で管理してください。搬送だけを担当した業者にお預けしたままにしてしまうと、後から別の葬儀社に依頼先を変える際、引き継ぎがスムーズにいかないことがあります。また、ご遺体の搬送回数はできるだけ少なくしていただくことで、葬儀費用の負担を抑えることにもつながります。

2. 搬送依頼だけの、確認しておきたいこと

搬送と、葬儀全体の契約は、本来別のものです。搬送だけを依頼する際は、次のような点を確認しておくと安心です。

  • 搬送だけの依頼が可能か
  • 搬送費用と安置費用はいくらか(ドライアイス代を含む)
  • 安置後、葬儀は他の葬儀社に依頼してもよいか
  • 依頼先を他の葬儀社に変える場合、追加の搬送費用やキャンセル料がかかるか
  • 納棺を急ぐ必要はあるか(ご遺体の状態が良ければ、急がなくても問題ありません)

これらを確認しておけば、とりあえず搬送をお願いした葬儀社に、なんとなく全体の依頼まで流れてしまうことを避けられます。事前に依頼する葬儀社をご家族で決めていた場合は別ですが、何も決まっていない状態でしたら、この確認だけは忘れないようにしてください。とくにキャンセル料の中に棺の代金が含まれている場合、金額が高額になりがちです。内訳まで確認しておくと安心です。

もちろん、搬送をお願いした葬儀社にそのまま依頼しても、まったく問題ありません。対応や説明に安心できたのであれば、その葬儀社にお願いするのがいちばんです。ただ、他にどのような選択肢があるかを知っておくことも、納得して決めるためには大切なことだと思います。

臨終の場に立ち会い、看取りを終えたばかりのご家族は、想像以上に心身ともに疲れていらっしゃいます。その状態で、次のようなことを一度に決めていくのは、非常に負担の大きい作業です。

  • どの葬儀社に依頼するか
  • どのような葬儀にするか
  • 誰に連絡するか
  • 費用をどの程度にするか
▶ まずは故人様を安置し、ご家族ご自身も少し休んでから、葬儀について考える。
その順番で問題ありません。頭ではわかっていても、実際には疲れたまま次々と契約まで進めてしまう方が少なくありません。だからこそ、意識してこの順番を守っていただきたいと思います。

3. なぜ「その場で全部決める」のは難しいのか

死別直後は、冷静な判断がしづらい時期でもあります。国民生活センターも、葬儀は死別直後で判断力が落ちている中で契約することが多く、見積金額と実際の請求額が大きく異なるなど、トラブルになりやすい分野だと注意を呼びかけています。悲しみや動揺の中では、費用や契約内容を冷静に比較すること自体が難しくなります。慌てて契約を急ぐより、まずは安置先を決め、落ち着いてから葬儀社や内容を検討していただく方が、結果として納得のいく葬儀につながります。とはいえ、「納得のいく葬儀」を実現すること自体、決して簡単なことではありません。情報を集め、比較し、決めていく作業は、それだけで大きな負担になります。その負担を少しでも軽くできるとすれば、事前のご相談です。

出典:国民生活センター

4. 事前相談の意味

だからこそ、お元気なうちに、いざというときの流れや希望を確認しておく「事前相談」には意味があります。事前相談は、葬儀の内容を決め打ちするためのものではありません。万一のときにご家族が慌てずに済むよう、選択肢と手順をあらかじめ知っておいていただくためのものです。ひらつか葬祭では、搬送や安置についてのご相談だけでも承っております。事前のご相談も無料で承っておりますので、お気軽にお声がけください。

5. まとめ

葬儀社を決めるのが一番でなくても構いません。まずは、ご遺体の安置先を決めていただくこと。それだけで十分です。焦らず、順番に考えていただければと思います。

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