最後の食卓に、握りたてを。
職人が握る出張寿司
「職人が握る出張寿司」という言葉に惹かれて、このページを開いてくださった方も多いかもしれません。「結局いくらでできるの?」というのが、正直なところ一番気になる部分だと思います。内容によって変わる時価となるため、後ほど料金の考え方について触れますので、まずはこの提案に至った背景から少しお話しさせてください。
近年、葬儀業界では価格破壊的な安さをうたうプランが増えています。詐欺まがいのぼったくり商法は少なくなってきたものの、「安かろう悪かろう」で、料金の安さと引き換えに内容が痩せ細ってしまっては本末転倒です。施主様が満足できるサービスと、その料金とが釣り合って、はじめて満足のいく葬儀になるのだと思います。
価格に対して満足のいかないサービスであれば、そのサービスはぼったくりと思われても仕方がありません。逆に言えば、多少お金がかかったとしても、心から満足できたのであれば、それでよかったと思える買い物になるのではないでしょうか。
コロナ禍以降、大勢が集まる葬儀はすっかり減り、家族や近しい人だけで見送る「家族葬」が主流になりました。家族葬なら安いはず。多くの施主様が、そう感じているのではないでしょうか。
しかし国民生活センターには、安いと思っていた家族葬が想像していたより高額だったという相談が寄せられているそうです(詳しくはこちらの記事で解説しています)。規模が小さいことと、費用が安いことは、必ずしもイコールではありません。
家族や親せきが一堂に会する、人生でそう何度もない一大イベントであるお葬式。中には、遠方からわざわざ駆けつけてくださる親族もいらっしゃいます。悲しみのなかであっても、足を運んでくださった方々への感謝の気持ちを、せめて食事の時間だけでも、精一杯のおもてなしとしてお伝えしたい。そう考える施主様は少なくありません。
食品の保存・調理技術が進化する中で、葬儀場のケータリング料理も、以前より格段においしくなったと感じます。それで十分、という声がある一方で、正直なところ「所詮はケータリング料理でしょ」という本音を耳にすることもあります。あらかじめ用意され、並べられた料理には、たしかにそれ以上でもそれ以下でもない安心感がありますが、特別感というものは、なかなか生まれにくいものです。
通夜振る舞いや精進落としの席は、悲しみの中にも、故人様を偲びながら少しずつ言葉を交わす、実は大切な時間です。理解するのに骨が折れる、昔ながらの慣わしや作法よりも、目で見てすぐに分かる、伝わりやすいものの方が、今の時代には受け入れられやすいのかもしれません。並べられた料理を黙々と口に運ぶだけの時間になってしまうこともあれば、目の前で職人が包丁を握り、シャリを整える所作そのものが、自然と会話のきっかけになり、遠方から来てくださった方への何よりのおもてなしになることもあります。
家族葬という言葉が広まった背景には、儀式ばった非日常よりも、身内だけの“だんらん”に近い時間を過ごしたい、という思いがあるように感じます。けれどお葬式は、本来は非日常を演出する場でもあります。日常に近づいた家族葬だからこそ、あえて非日常の演出をひとつだけ添える。そんな余地があるのではないでしょうか。
そこでひらつか葬祭がご提案するのが「職人が握る出張寿司」です。葬儀の会場に寿司職人に来ていただき、その場で握りたて・つくりたてのお寿司を提供いたします。葬儀終了後の精進落としの席や、無宗教葬儀での会食を中心としたお別れ会など、人数を問わず取り入れていただける演出です。
職人が一貫ずつ丁寧に握る様子は、静まり返りがちな会場にほどよい活気をもたらします。ネタの説明を交えたやり取りが自然に生まれ、しんみりとした空気が少しずつやわらぎ、故人様がお好きだった魚介の話や、家族で寿司屋に出かけた日の思い出話が交わされることもあります。食事の時間が、単なる休憩ではなく、故人様を語り合うもうひとつの場になるのです。
- 精進落とし・通夜振る舞いの主役として
- 無宗教葬儀・お別れ会の会食を中心に据えたいとき
- 生前、故人様がお寿司をお好きだった、という思い出とともに
- 少人数だからこそ、ゆったりとした時間を過ごしたいとき
料金は、一般的に葬儀式場にお届けされるケータリング料理に比べると割高な時価となります。それでも、職人が目の前で握る様子を家族で囲みながら、故人様との思い出を語り合う時間には、金額だけでは測れない”プライスレス”な価値があると考えています。
にぎやかだった生前の食卓を思い出す方もいれば、静かに手を合わせながら味わう方もいる。どちらの過ごし方も、その家族らしいお別れの形です。
実際に出張寿司を手がける職人の方によると、10〜15名ほどの少人数の会食で、その魅力が最大限に発揮されるそうです。もちろん人数に制限はなく、それ以上・それ以下の規模でもご相談いただけます。会場の設備やご予算によってご用意できる内容が変わりますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。
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